5月の「日本人の心視て歩き」は、新緑の高野山を訪ねてみました。
高野山は1200年前に弘法大師・空海が真言密教の修業の場として開き、以来数少ない“町としての機能を備えている宗教都市”として栄えて来ました。
世界遺産にも登録され国宝級の歴史資産も沢山ありますが、中でも弘法大師が祀られている奥の院太子廟に続く参道には多くの歴史上の人物の墓や著名企業等の墓所、慰霊塔等が数多く並び、杉の大木で覆われた参道は荘厳な趣があります。また、今でも「大師様は生きていて祈祷されている」として、1日2回お食事をささげる生身供(しょうじんぐ)」という行事が毎日欠かさず執り行われていて何か神秘感を漂わせています。もう1つの聖地である゛壇上伽藍”は、大師が真言密教の根本道場として創建したもので、国宝も含めた多くの堂塔がありますが、中でも根本大塔の大きさには圧倒されます。
見どころの多い高野山ですが、少し遠方の為今回は朝からの行事として、日帰りで高野山の主要な見どころを巡りました。
5月15日、南海電車「難波」駅に朝の9時15分に集合。途中からの乗車の1人も加え12人の参加でした。 |